先行き不透明な時代に
君たちはどう生きるか、なんていう漫画が流行ってるらしい。
本屋に行けば、目立つ位置に平積みされている。
これが売れるということは、世の中において潜在的に漂っている感情に訴える題名なんだろう。
ちょっと前に「嫌われる勇気」という本も流行った。
これもまた、人々の心に刺さる題名でありテーマなんだろう。
「君たちはどう生きるか」なんて直球な題名だなと思った。
それだけあやふやな時代。どんな生き方をしていいかわからなくなっている時代なんだろう。
淡々と生きていて、疑問を感じてしまうというか、幸福度が低いというか。
じゃあ、僕たちはどう生きていけばいいんだろう。
自分に合った生き方を見つけ出す
私なりの答えは、”自分なりの生き方を見つけられるようになろう”ということだ。
「こういう生き方!」みたいな、あるパターンを求めるのではない。
経済成長が崩れた今、人生設計にはっきりとしたビジョンが見えなくなっていることから、人々は別の生き方、回答を求めているということなんだろうと思うが。
ある一定の与えられた生き方モデルではなくて、各人が、自分なりに幸福だと思える生き方を模索しないといけない時代になったと、私は思う。
答えは自分で見つけろ、なんて冷たいし、大変なことだろうとは思う。
でも、我々も時代が代わって、クレクレ君から脱皮をしないといけない。
国が、社会が、会社が自分を支えてくれるのではなく、自分の人生の質は、自分が責任を持たないといけない。
そういうことに自覚を持たなければ。
だから、そんな時代には、クリエイティビティがある人間が活躍する。
誰かからイメージを与えてくれるのを待って、それを忠実にこなしていく真面目さだけでは、全体のパイが縮小しているのだから、ひとりひとりの取り分も限定されてくる。
自ら価値を生み出せる人間が、平均よりも豊かになれる可能性が高い。
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