嫌な気分を消すために、何気ない思考に気を配る
あなたが普段何気なく抱いている思いの蓄積が、あなたの人生を決めている。
だから、どんなことを今考えているのかを、瞬間瞬間に見つめなければいけない。
もし自分自身を傷つけ貶めているような嫌な思考パターンであるならば、即刻対処しないとまずい。
そういう反論もわかる。
私自身もそう思っていた時期があるから。
しかし、これは可能なんだ。
もちろん湧き上がる思考を絶対的なものとしてきた強固な信念があるのだから、それを溶かしていくには努力が必要だろう。
嫌な気分を置き換えるには
現在の思考を変えるには、ある脳の性質を利用しよう。
その性質とは、
脳は一つのことしか考えられない
である。
人は誰しも大笑いしながら悲しむことはできないのだ。
今自分が見て感じ取っている世界観は、ただ1つとなる。
だまし絵を見た時、両方の物の見方は決して出来ないことを体感して欲しい。
一番左の例で言えば、両サイドの顔を見ながら中央の盃を認識することは出来ない。
つまり、嫌な気持ちを抱いた時、それに気付いて自分にとって望ましい感情に置き換えてしまえばいいのだ。
たとえその時の嫌な気分に浸りたかろうが、法則は機能する
「俺は今悲しいんだ!悲しい時に楽しい感情なんて持てるか!」
という意見がありそうだが、感情の置き換えは半ば無理やりやってしまえばいい。
悲しくても、「私は楽しい。私は楽しい」とアファメーションをし続ける。
そうすると、言葉が嫌でも脳で認識され、そのフレーズの意味を味わうことになる。
そうすると、楽しさを感じている時の心は、悲しさが去っているのだ。
なぜなら、人間は一つのことしか考えられないから。
元々あった悲しい感情を駆逐するまで、感情の置き換えを行う。
辛抱強く置き換え続けると、頻度の少なくなった悲しい感情は、自然と忘れてしまい、慣性の法則によって、置き換えた感情が今度は自分の心に居続ける。
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