多くの人は感情の操り人形だ
感情のエネルギーをコントロールし変換しよう
エネルギーは、ただ現れてくる形で使ってしまったのではもったいない。
せっかく得られたエネルギーは変換して有効活用すべきである。
例えば、性欲だ。
ほとんどの人は、性欲をそのままの形で開放することしか知らない。
性欲が高まってくると、自慰行為に走る。
または、負の感情だ。
失恋などの人間関係における、悔しさ、いらだち、怒り、落ち込むような感情。
それをそのままの形で思う存分味わって、打ちひしがれてしまう。
それらの感情は、エネルギーである。
そういった感情は強烈であり、あきらかにパワーを保持していて、自分自身を刺激したり、様々な行動に走らせたりする。
物理法則から照らし合わせれば
ここで、この宇宙においては、エネルギーは別の形に転換可能なのだということを知っておく必要がある。
電気はエネルギーだ。
私たちは、電気を当たり前のように変換して利用し生活を送っている。
光にしてライトとして使ったり、熱に変えて部屋を暖かくしたり、動力に変えて車を動かしたりする。
また、太陽光もエネルギーだ。
ソーラーパネルを使って電気に変えたり、電池として蓄えたりする。
感情エネルギーも、それと同じように別の形に変えることができる。
仕事で失敗して上司から怒られて、悔しい感情を覚えたら、お酒で慰めるのではなく、誰かに八つ当たりするのではなく、愚痴を言うのではなく、その強烈なエネルギーを活用しよう。
「悔しさをバネにしろ」
とよく言うが、要はこのことだ。
悔しい感情を、次に来るチャンスのために、自分を高めたり、勉強に打ち込んだりする方向に注ぎ込むのだ。
理不尽な形で恋人から突然フラれたからって、落ち込んでいるのではダメだ。
「自分を振るなんて、なんて見る目のない男(女)だ」
と思って、次の出会いを探しに行ったり、自分磨きにエネルギーを込めればいい。
負の感情を正転させるのだ。
エネルギーとしてみなして、負の感情が与えられたなら、転換して自分のために利用してやろうじゃないか。
負けてはならないのだ。
性欲は特に強力な変換すべき感情エネルギー
ちなみに、ヨガの一つにクンダリーニヨガというものがある。
会陰の第一チャクラに眠っているクンダリーニを活性化させた後、徐々に背骨を通じて上に引き上げていって、最後頭頂部から開放することで、悟りに達するというものである。
(専門家ではないので、説明が間違ってたらゴメン!)
これって、要は性エネルギーを別の形に転換しているということだと思っている。
クンダリーニヨガは秘技に当たるもので、完全に習得するのは難しさがあると思うが、ムラムラと性欲が高まってきたら、それをそのまま吐き出さずに、何か生産的なことに利用する意識を持つだけでも変わってくるのではないかと思う。
性欲をコントロールし、仕事にエネルギーとして注ぎ込むことで成功を掴み取ることができると、ナポレオン・ヒルも「悪魔を出し抜け!」で言っている。
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ぜひ感情エネルギーをコントロールして充実した人生に変えていこう。
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