人生は一度きりなんだと意識すべき
生きていて、毎日が充実している人ばかりではないのだろう。
だいたい無目的で、好きでもない仕事をやって、余暇の時間は暇つぶしばかりに当てられるというのが多くの人生なのかもしれない。
そんな人生が楽しいのなら文句はないが、そんな人生を送っている人自身が、つまらない人生だと思いながら生きているのが実情なんじゃないか。
じゃあどうすれば熱量を持って生きられるようになるのか。
今を熱心に生きるためには、終わりを意識すると良いと7つの習慣でも言われている。
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7つの習慣では、人生の終わり、つまり自分の葬式を想像することで、どういう人生で終わりたいのかを深く追求し、自分の生きたい人生を生きるためのミッション・ステートメントを立てることを勧めている。
私達は最後は死んでいくことは確実に決まっている。
夏休みが嬉しいのは、永遠には続かないからだ。
期間が決まっているからこそ、楽しく夏休みを過ごそうと思える。
定年後の男性が毎日が夏休みだと言う場合は、だいたい自虐となってしまう。
人生も永遠に続くわけではない。
人生は一度きりだと意識することで、今が大事なものに変わってくる。
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私達は普段人生一度きりであることを忘れて生きている
私達は普段、確実に将来死ぬことが決まっているのにも関わらず、そのことを意識しないで生きている。
むしろ、永遠に命が続くかのように生きている。
もっと言うと、今の自分のまま、年を取らないかのように時間を過ごしている。
人生は一度きりなのに、そんなことは微塵も感じずに暮らしている。
定年後の男性の一部が、毎日が夏休み状態になって無気力になってしまうように、私達もまた、人生を永遠に続くものと勘違いしているために、人生に対して情熱を傾けることができないでいる。
人生が永遠に続くものなら、全力を尽くすと言うよりも、省エネで生きることになってしまうだろう。
そして、そんな生き方をしていたら、人はたまに後悔をするものだ。
もったいない生き方をしてしまったと。
しかし後で悔やんでも無駄なんだ。
失った時間は取り戻すことができない。
時間を大切にするためには、今、動き出さなきゃいけない。
意識しても、時間が経つと忘れてしまう
しかし、人生は一度きりだと認識しなきゃいけないとわかっているんだけれども、つい時間が経つと忘れてしまう。
自己啓発本などに触発され、今日からは心を入れ替えて生きると決心しても、その決心は数日で元通りになってしまう。
いつもどおりの怠惰な生活に戻ってしまうのだ。
なぜそうなってしまうのかと言うと、人間の脳は忘れていくのが自然だからだ。
脳は日々大量の情報を仕入れていて、その中から重要なものだけを長期記憶に残すようにしている。
脳が重要だと判断しないものに関しては、時間が経つと記憶から消し去ってしまうのだ。
長期記憶に残すためにはどうすればいいかと言うと、繰り返しその情報に触れることが必要だ。
そう、一度本を読んだだけでは、脳は重要だと判断してくれないんだ。
だから、決心を心の中だけで終わらせるのではなくて、紙に書いておく。
もしくはスマホのメモでもいい。
そしてそれを定期的に見返すようにするのだ。
そうやって忘却に抗おう。
7つの習慣でも、ミッション・ステートメントを紙に書き、それを毎日読むことで決心を忘れないようにすることを勧めている。
長期記憶に残ったということは、その考えが習慣化できているということにもなる。
しかし、生活で様々なトラブルに見舞われ、疲労困憊してしまう時もあるだろう。
極度にストレスを抱えたり疲れ切ってしまうと、体が省エネモードになってしまう。
そしてエネルギー消費の激しい前頭前野の活動を弱めてしまうのだ。
前頭前野は、人間ならではの規律性を司っているのだが、その機能がストップして、極端に刹那的な行動に流れてしまう。
人間疲れているときは、欲望に負けやすくなるのは皆実感としてわかっていることろだろう。
そのような期間を経ると、せっかく積み上げた習慣が元通りに戻ってしまう。
なので、そういったことがあると十分に認識して、自分の状態を監視しておかないといけない。
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まとめ
人生は一度きりなんだと、繰り返し繰り返し意識するようにしよう。
終わりを意識できることで、有限の今を大切に生きることができる。
人間は忘れる生き物だ。
決心を紙に書き、スマホにメモしておき、毎日それを眺めるようにしよう。
一度きりの人生を、有意義だと感じられるように。
コメント
生き急ぐ現代人にありがちな、
実に浅ましい人生観の典型。
過干渉型の毒親にも多く見られる型。