お願いを聞いてもらう方法【親でも異性でも効果あり!】

お願いを聞いてもらう 人間関係

なぜかお願いが聞き入れられない。。。

他人に対して何か大事なお願いをする時、いきなりOKを貰えるようなことは少ない。

好きになった人に対して、いきなり告白してOKをもらえることも無くはないだろうが、あまり多くはないのではないか。

親に対しても、新卒で入った会社を辞めて、もっとやりたい仕事に移りたいなどと相談すると、「お前に任せる」と言ってくれる親もいなくはないだろうが、だいたいはちょっと待てと言われ、何か意見される場合が多いんじゃないだろうか。

しかしお願いや相談をした当人としては「なぜわかってくれないんだ!」という気持ちになりがちだ。

ではなぜ、あなたがしたお願いは他人に聞いてもらえないのか。そしてお願いを聞いてもらうためにはどうすればいいのかを説明したい。

なぜお願いが聞き入れられないのか

人というのは、まず入ってきた情報に対して疑いの目を持って精査する性質がある。

おそらくは、人間の進化の過程で、そのように慎重な物の見方をしたほうが生存率が高かったためだと思われる。

だから、あなたが他人に何か期待してお願いをしたり、相談をしたときには、他人のテンションは自分とはまるで違うということになる。

あなたの話を聞いて、一緒にテンションを高くして、「いいね!ぜひやってみたら良いじゃない!」なんて言ってくれることはない。

あなたが熱っぽく語るのを聞いた他人は、あなたの考えの未熟な点、その決断に至った思考の程度の低さ、そんなことを後ろ向きな見方でもって脳内で点検しているのだ。

そして大事なことだが、人は自分が一番賢くて世の中のことがわかっていると思う生き物だということだ。

あなたが何か言っても、それを聞いている方がより自分のほうが賢いと思って聞いているのだから、所詮程度の低い考え方としか見られないのだ。

親や誰かにお願いを聞いてもらう方法

では、お願いを聞いてもらうためには実際にどうすればいいのか。

まずわかっておきたいことは、一回目は断られろ!ということだ。

一回目は上記の理由によって断られて当然なのであるから、始めっから期待しないほうが無駄に傷つかなくて済む。

人の話を聞かない脳というのは、要は左脳の働きである。

左脳の理論的な思考により、あなたの相談内容は大したことのないものとして片付けられてしまう。

そうやって人は自分自身を保とうとする。

一回目は左脳によって弾かれてしまうのだから、次は右脳的アプローチをすればよいのである。

右脳的アプローチと言っても、難しいことではない。

また再度、同じお願いをしに行けばいいだけだから。

なぜ断られた相手に二度目のお願いをしにいくのが良いのか。

なぜならば、あなたから受けたお願いは、相手が断ったあとも、相手の脳内でずっと繰り返し繰り返し流されているからである。

一回のお願いは、本当は一回ではないのだ。

相手の頭の中でずっと繰り返されることになる。

そうする中で、相手はあなたがお願いしてきた意味を一人考え直すのだ。

人は一度断ったあとに、落ち着いた時間帯に冷静にそのことを考え直している。

しかしながら、肝心の相談者は、一度断られると二度とまたお願いしになんか行ったりしない。

実にもったいないことだ。

二回目のお願いに行けば良い。

しかしまた断られるかもしれない。

そしたらまた次のタイミングで三回目だ。

そうしているうちに不思議なことが起こる。

あなた自身の考えだったものが、相談された側も同じ考えになってくるのだ!

なた自身が実際に相手に会ってお願いした経験と、一人の時に頭の中でひたすら繰り返される記憶によって、相手はあなたのお願いが自分自身が思っているものと勘違いし始める。

だから、何度めかの相談タイミングでは、今まで全然聞き入れてもらえなかったのに、いきなりすんなりと了承を得られたりする。

これが右脳による働きだ。

右脳は繰り返されるものを取り入れようとする。

繰り返される情報を、自分の脳になじませることによって、納得感として浸透させる。

これによって、相手はあなたの考えに心の底から納得し、心が動かされるのである。

つまり、相手を説得したりお願いしたりするには、時間が必要だということだ。

時間をかけないで一回でOKを得ようとするから、相手の左脳のバリアによって弾かれて終わってしまう。

相手の右脳をターゲットにし、じわりじわりと説得を試みよう。

右脳は時間差でやってくることを説明した過去記事も見て欲しい。

右脳は遅れてやってくる。あなたに備っている天才脳を活用しよう
我々が頭で考えている通常の思考は左脳を使っているが、同時にバックグラウンドで感性的な知性である右脳も働いている。しかし、それぞれの脳が結論を出すタイミングが違うので、そこを知っておくとより右脳を活用できるようになると思う。
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