生活の質を上げれば、人生が良くなっていく
人生を良くしていくためには、毎日の取り組みがいかに有益だったかに収斂されていく。
そう、「いい人生だった」と言うためには、今日を、今をより良く過ごし、生活の質を上げていく必要がある。
日々の積み重ねが、自分自身を成長させ、成果を得させてくれるからだ。
逆に今日の生活の質を上げようとしないのに、人生が良くなっていくことを望んでいるのはナンセンスだ。
動けない自分、楽をしたい自分
しかし、今を有益に過ごす必要があるのはわかっていても、ついついダラダラしてしまうものである。
動けない自分、楽をしたい自分が顔を出す。
では、ダラダラ過ごしてしまう自分から抜け出し、質の高い今日の過ごし方をしていくにはどうすればよいのか。
脳のホメオスタシスに逆らっている
結局、習慣付いていないタスクを行うことは、人間の脳にとってストレスがいちいちかかってくることが問題となる。
「今からやろう」という決断を迫られるからだ。
今やってないことをこれからやろうとするために、自分を行動へと向かわせる決断を下すことがストレスになってしまう。
脳は現状維持を好む。
私達の体は自律神経のホメオスタシスで成り立っており、脳に関しても同じである。
少なくともダラダラしている今、自分は安全で、ちゃんと生きられているわけだから、その現状をなるべく維持しようと脳は働くわけである。
だから、何か行動を起こそうとする決断に対してストレスがかかってくる。
その脳の特性を理解し、脳のホメオスタシスに反しないように自分を動かす必要がある。
習慣化のコツは負担をできるだけ無くすこと
生活の質を上げる良い習慣づくりにまずは励むことが大事だ。
それはシンプルであり、運動、勉強、早起き等となってくるだろう。
それらをしっかりと習慣づけできるまでは、やり遂げられないことが不可能なくらいに、負荷を落とすべきである。
例えば、右手を上げてください、と言われて右手を上げるのは全く負担にならない。
もうそのくらいの感覚である。
私はランニングを習慣としているが、最初は家の周りを10分走ってくることをノルマとした。
10分走ったくらいでは、スタミナは付くわけがない。
しかしいきなり30分走るのは負担に感じるが、10分なら訳なくやれそうじゃないか。
そうやって、10分間のランニングを自分に課し、仕事で疲れている時は走れないこともあったが、準備運動をして、外に出て走ってくるということに関しては習慣づけることができた。
徐々に負担に感じない程度で距離を伸ばしていき、今は30分程度毎日走っている。
距離は短いかもしれないが、走らないよりは絶対にマシなのだ。
習慣化が済んだ行動に脳が頼りたくなる
一度習慣づけが成功すると、逆に走らないと気持ちが悪くなる。
その習慣に頼りたくなる自分が出てくるのだ。
習慣化が済んだ行為を行おうとする時に、決断はいらない。
さらに習慣化した行為を行っている時は、思考停止状態でいられるから脳も楽ができる。
そのような、これをすると生活の質が上がるというような、良い習慣を生活の中に一つずつ増やしていけばい。
そして、思考停止状態でその習慣を毎日続ければ、やがて効果が積み重なって、成長した自分となれるだろう。
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