セルフイメージをどう持てているかが、結果を決める。
そのことを良く示した子供の頃の出来事がある。
親から褒められた思い出がない
私の両親は、褒めることを全くしない人たちだった。
今でも変わらずそうなのだが、子供の時は彼らの言動にもろに影響を受けてしまう。
私が学校で何かうまく行った出来事を持って帰ってきて、母に話しても、
「良かったね!頑張ったね!すごいじゃん!」
こういって褒めてくれることは全く無く、むしろ少しの失敗を見つけては
「これができたら100点だったのに」
ということを言うのである。
父は、あまり子供の扱いがわからない感じだったのか、何か褒められたという思い出がない。
父親の何気ない一言で自分を肯定できるように
両親ともに、私をほめて伸ばすことをしない教育態度だったため、自己評価の低い人間に育ってしまったのだが、父親のたったある一言が私に与えた影響は大きかった。
「みちを、お前は大器晩成型だからな」
この言葉を、度々父は私に言って聞かせた。
父は何か根拠があって、私の隠れた資質を見抜いて言ったものではないのだろう。
でも、子供というのは素直なのである。
親から言われたことは信じるのだ。
父は、自分の言った言葉の影響力に無自覚だったろう。
しかし、私はその言葉を受取り、私には高い潜在能力があると信じ切った。
私は中学生の時、成績は中間くらいで、決していい方ではなかった。
しかし、これは仮の姿であり、本当の実力を出せばこんなものではないと、私自身確信していた。
1年、2年、3年と経ち、成績は相変わらず。
進路面談の時、担任から志望校のレベルを落とすよう言われたが、私は自分に全く見合わないことを言われたと受け取り、きっぱり拒否した。
そして高校受験である。
私は地元で二番目の県立高校に合格した。
私自身、元々は馬鹿だったのかもしれない。
学校でみんなで集まって何をやっているのか、理解していないほどだったからだ。
理解してないから、課題をやらなくて、居残りさせられたこともある。
良好なセルフイメージを持つ大事さ
それが、父親のセリフ一つによって、こうも結果が変わってくることになる。
その人がどんなセルフイメージを持っているかによって、セルフイメージに見合った結果がもたらされる。
だからこそ、セルフイメージを適切にコントロールしないといけない。
大人になった今は、そのセルフイメージを自在に取り扱う自由があることを知っている。
くれぐれも、セルフイメージを低下させないよう。
また、自分を肯定できるような望ましいセルフイメージを常に保持していこう。
欲しい未来を手に入れるために。
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