自分の人生を生きるということ
「他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きるべきである。」
この言葉は「嫌われる勇気」の著者である岸見一郎さんの講演会で聞いた言葉だ。
全員が肝に銘じなければならない。
さらになぜ自分の人生を生きなければいけないのか、その理由を付け加えたいと思う。
自分の人生を生きなければ、他人に利用されるだけで人生が終わってしまうからだ。
考えないで生きるということは、なんと恐ろしいことだろうか。
答えがないのだから、自分で決める必要がある
自分の生き方を自分で決めない限り、自分の生き方が定まらないわけだから、意図を持って活動している一部他者の利益のために使われてしまい、利益をさらわれて、後は知らぬ存ぜんである。
自分の今の生き方が物足りなく感じているのならば、どのように生きるのかを、自分自身の頭で考える作業が必要だ。
どう生きようとも自由だし、考えてみても答えがないから、皆苦労してるのかもしれない。
この世は全て”空”であるのだから、あらゆる方向性が不確かであり、どの道を歩めばいいのか答えが出ない。
親に相談しても、手固い就職先に勤めるよう言われるだけだ。
時代は変わるし、あなたが運良く入った大企業でも、あなたが中高年になった時に経営が悪化しているかもしれない。
もしそうなっても、そのころ年老いた親に文句を言っても虚しいやり取りになるだけだ。
他人のアドバイスどおりに生きるリスクを、自分自身がちゃんと負えるのか?
では、自分が好きな道を歩んでみようかと思っても、そのような夢を天から与えられる人間はまれであり、ほとんどの人は、やりたいことなんかなくて生きている。
やりたいこともない。進むべき方向性も見えない。
かと言って、なんとなくで生きていると、目的を持った他者または組織に良いように利用され、安い取り分で多忙な日々を送ることになる。
ではどうすれば良いのか。
あなたには決断が必要だ。
決めて、断つのだ。
自分はこういう生き方をする!と、決めてしまうのだ。
そうすることで、一本筋が通ることになり、あなたは他者の呼びかけに対して一歩立ち止まって考えることができるようになる。
あなたには生きる目的があるのだから、その目的に合わない呼びかけには、断固として断ることができるようになる。
あなたは嫁と娘二人を最も大切にする生き方をすると決めれば、会社の飲み会はスパッと断ることができる。
休日のゴルフなんかする時間など無い。
休日は家族とともに過ごす時間がかけがえのないひとときだからだ。
あなたは、今は安月給で働かされているが、休みの日や仕事後に副業を頑張り、いつか独立してやると決めたとする。
もう割に合わない働き方はゴメンだと。
そうすれば、社内政治に無関心になり、社内のくだらない噂話に耳を貸さなくなる。
自分自身も、社内の人間からどう思われようとも構わない。
あなたには目標がある。そのことが大事であり、ただ毎日を過ごしている連中の退屈な話に付き合うのは時間の無駄だ。
あなたは他人の人生を生きていないか?
自分の人生を生きない限り、他人の人生の片棒を担がされてしまう。
自分の人生は、誰かに決めてもらうものではない。
自分自身の意思で決めるものだ。
どういう人生にしたいのか、どういう生き方を望むのか。
自分の軸を作って、社会に対して挑んでいこう。
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