自己愛や自尊心を高めるために必要な方法を取っているか?
自尊心を高めるために行うワークは様々なものがある。
例えば自分の良い点を書き出したり、自分自身に感謝をしたり、成功体験を書き出したりする。
どれも効果的なものだと思う。
しかし、自尊心が満たされていない状態というのは、もっと根深いものだと思う。
自分に必要な治療はどのようなものかをしっかりと把握する必要がある。
自信が足りないのか、自己肯定感が足りないのか、それとも愛情が満たされていないのか。
上記に述べたワークとは、愛情を満たすというよりも、自己肯定感を上げるのに役立つ。
良い悪いの世界は二元性であり、愛ではない
自信を持ち、自尊心を高めたり、自己肯定感を上げたりするためのワークは、二元性の物の見方にとらわれていると言える。
自分の中にいい部分と悪い部分があって、そのどちらにスポットライトを当てるのか、というワークで、今までは悪い部分にばかりスポットライトを当てていたのを、光を当てる方向性を変えることで良い部分を中心に見るようにしようという試みだ。
自分の中に良い部分を見出すことで、自分に対して肯定的なイメージを持つことができる、というのは理屈であって、左脳的なアプローチだと思う。
もちろん、一定の効果があることは間違いない。
しかし、もっと根深い部分でこじらせていた場合、効き目がない可能性がある。
もともと愛情が不足していた場合、この方法では愛情を満たすことはできないからだ。
愛情云々ではなく、こういったワークは理屈で頭の癖を変えさせるものだから。
自尊心が満たされていないなら、愛が必要だ
自尊心が満たされていないのなら、まずは直接愛情を注いであげることが必要になってくる。
愛とは、平等であり、決して裁かずに、まるごと包み込んでくれるものだ。
だから、自分の中に良い部分と悪い部分があるのだとすれば、良い部分だけを見るのではなく、悪い部分すらも認めてしまうのが愛情なのだ。
愛情が足りてない場合、まずはあなた自身の存在全てをOKしてあげることが先決なんだ。
自己肯定感を上げるワークで、いい部分を見出すのは、この段階では早いことが理解できただろうか?
自分の愛し方については、この記事で方法を書いている。
自己愛が満たされていない状態で、自己肯定感を高めるワークを行なっても効果が出ない場合は、単に必要な順序を踏んでいないだけなので、今回の記事を参考にして欲しい。
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