部屋が汚い人は、きっと精神的に疲れている。
部屋が汚れていても、散らかっていても、きれいにする気力が湧いてこないということだから。
基本的に部屋は放っておいたら汚れていくし、散らかっていく。
だから、日々手入れをしていかないといけないのだけれど、それが億劫に感じてしまう。
部屋は汚くなっても、ある程度はそのままで我慢できてしまうのが問題だ。
やはり部屋はきれいに保っておきたいものだし、その方が様々な面で自分にもいい影響が現れてくる。
部屋が汚い人は、自分の気持ちに向き合っていない
部屋が汚い人は、片付けなきゃいけないと思った刹那に感じる億劫な気持ちから逃げ出してしまう。
部屋の汚さに不快感を感じたとしても、後回しにしてしまう。
不快な気持ちにとりあえず蓋をしてしまうのだ。
先送りしたところで、部屋は片付かないのだけれど、とりあえず不快な気持ちからは逃れることができる。
一旦片付けを先送りしても、どこかのタイミングで開始すれば部屋は汚れないのだが、精神的に疲れている人は、基本的に先送りを常にやってしまう。
精神的に疲れていると、気持ち的に嫌なことから逃げてしまいやすくなるから。
そして精神的疲れは、肉体的な疲れからも起こってくる。
肉体的に疲れた時、体は省エネモードになる。
そうすると、人間の体の中でエネルギーの消費が大きい脳の活動をセーブしてしまう。
脳の中の、特に前頭前野と呼ばれる箇所の働きを弱めてしまう。
この前頭前野は、人間の規律性を司り、嫌なことでも必要ならば自分に強いてやらせることができる脳となる。
社会生活を送る上では我慢しなければならないことばかりであり、人間らしい活動の前提として、この前頭前野の活動がある。
しかし、体がエネルギーをセーブしようとすると、真っ先に前頭前野の働きを抑えてしまう。
だから、体が疲れていると、脳も少しバカになるのだ。
目の前の欲求に抗うことが難しくなり、後で楽をするための今の苦労を取りにくくなる。
快楽に直結する行動を取りたくなってしまい、部屋の片付けなどをやることは難しくなる。
体の疲れから、精神的な疲れに移行して、片付けを放置し続ける、部屋が汚い人になってしまう。
良好な精神状態を保つためには、適切な疲労のケアも大事だ。
やはり、心身というものは密接につながっているのだから。
参考疲れているときは無理をしちゃ駄目|誤った判断を下してしまうから
自分の心に向き合い続けない結果、心のセンサーが鈍くなる
部屋が汚い人は、汚いままの部屋で過ごし続ける結果、だんだんと心のセンサーが働かなくなってきてしまう。
汚いと思える感情があるから、片付けをするという行動選択が取れるのだが、自分の心に対するセンサーが鈍くなってしまうと、そもそも片付けをしようとするトリガーがなくなってしまう。
心のセンサーを無視し続ける癖が付いてしまうと、今度は起こった出来事に対しての受動的な行動パターンしか取れなくなってくる。
画期的なアイデアも湧きづらくなってくるし、日常的に自分の心を見ていないというような、とてもふわふわした、周囲の出来事に流された生き方になってしまう。
部屋が汚い人は環境から悪い影響を受け取っている
住環境が心理状態に及ぼす影響は大きい。
部屋が汚い人は、常に部屋の散らかっている物から発せられるノイズにさらされており、自分にとって良い物を引き寄せることができない。
一方で、部屋がきれいな人は、その部屋で過ごす瞬間瞬間にときめきが訪れるので、自然と運がよくなってくる。
自分がどういう感情でいる時間が長いだろうか?
部屋の中のごちゃごちゃと溢れた物の山が目に入った時に感じる不快な感情を感じ続けるのと、綺麗さっぱりした部屋の中でときめきながら過ごすのでは、引き寄せ効果がかなり変わってくるのだ。
部屋が汚い人は、人生全体もうまく回っていかない。
自分の家というのは、過ごす時間が長いものだし、知らずのうちにその部屋から影響を受けているのだ。
風水とは、住環境を様々な形で工夫することで、住環境から与えられる影響をなるべく良いものに変えていこうとする科学だと言える。
日々片付けを行い、良い循環で生活していこう
部屋をきれいにすることで、雲がかった心のセンサーがだんだん敏感になってくる。
自分が何を考えているのかとか、自分の希望についてはっきりと認識できるようになってきて、行動力が上がり、良い生活のリズムが生まれてくる。
卵が先か鶏が先かみたいな話になってしまうのだが、精神的に疲れているとだんだん部屋が汚くなるし、部屋が汚い人は精神的に疲れてくるのだ。
疲れていると自分を律することが難しいのだけれども、片付けをしていくには自分を律しないといけないし、部屋が汚いままだとさらに精神が疲れてくるという悪循環だ。
対処方法としては、今述べたことを頭で理解して覚えておいて、なるべく部屋が汚い状態にならないように、日々気をつけて片付けをしていくことだろう。
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