広く言われているやり方が、自分に合ってるとは限らない
今まで感情のコントロール方法が間違っていたことに今日、気がついた。
よく、悪い感情が出てきたら、それに気付いて手放す、もしくは自分にとって好ましい感情に上書きするなんて言われているが、それで多くの人はうまく行っているんだろうか?
しかし自分から発せられる感情を、何か別の形に変化を加えようとするのはうまくいかないんじゃないかって、今日気がついた。
いや、これは自分にとってのことなんで、他の人は感情を手放したり、良い感情で上書きすることで対処できるのかもしれない。
何事も、自分に合ったやり方を模索することは必要だと思うから。
感情はエネルギー
感情というのは、エネルギーの一つの形であり、それ自体を消したり、弱めたりすることは出来ない。
エネルギー保存の法則というのがこの宇宙を支配しているので。
だから、何か自分の中に不快な感情が芽生えたら、それから目をそらしてもいけない。
目をそらそうが、逃げようが、エネルギーはなくならないから。
また、無理に明るく振る舞ったり、忘れようとしたりしても、しつこく悪い感情は顔を出し、いつかはその感情に完全降伏状態になってしまう。
感情自体にアプローチしないでコントロールする方法
しかし、自分にとって不快な感情とはおさらばしたいのは間違いない。
そこでどうすればいいかというと、感情自体をどうこうしようとするのではなく、何かその時点で必要な行動を起こす。
掃除しなきゃいけないなら掃除するとか、宿題があるならやるとか。
もうこれは、イヤイヤな気持ちになりながらタスクをこなすのだ。
そうしているうちに、行動の方に感情が引っ張られ始める。
そう、感情自体に目を向けて、それを変化させようとするのではなく、別方向からのアプローチを行うということだ。
笑いヨガというのがあって、それを行うと笑っているうちに楽しい気分になってくる。
楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しくなる。
心と体はつながっているから、体の方を操ってしまえば、自然と心もそれに合った状態につられてくる。
進んで味わうことで、奴隷から抜け出せる
では最初に、まず何か嫌な感情が起こった時はどうするのか。
自分の感情をただ、味わう。
味わうことを楽しむ。
そのとき自分の感情に何か変化を与えてはいけない。
辛ければ辛い。虚しければ虚しい。寂しければ寂しい。
本当の私は、その感情を味わっている。それは小説を読んでいるときのように。
そこにある感情に寄り添って、味わっている自分がいる。
そうすれば、悲しいけど、悲しくない。そんな境地に入ることができる。
もう感情の奴隷では、なくなったのだ。
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