自分に自信を持ったほうが絶対良い。
というか、人間が健全な精神を育んでいくには、何よりもまず先に自信が必要なんだ。
何でこいつが、と思う奴が変に人気があったりすることがあると思う。
そんな奴は自信満々だったりする。
自分がそいつだったら恥ずかしいと思うんだけど、当人はそんなこと全然気にしていない。
なのに自信が自分よりもある。
そう。自信ってのは、根拠はいらないんだ。
そして根拠のない自信を持ててる人間は幸福だ。
自分という存在に対する自信を自分で持てているということだ。
自分という乗り物を自分で肯定できていないと、幸せでいられるわけがない。
自信が持てないまま、いくらいい大学を出て、有名企業に勤めて、良い給料をもらったからって、幸せかって言うと、そうは思えないのではないか。
いくらお金があって、肩書がしっかりしていても、心の中が弱々しかったら満たされない。
まず心の問題に立ち返ることが、一番必要なことなんだ。
この世界はあなたが作り上げた信念体系で成り立っている
あなたは、何らかの理由で自信が持てない状態で来てしまっている。
それは親の育て方だったかもしれないし、何かのトラウマから来るものかもしれない。
人間にとって、あらゆる物事の捉え方は、そうあなたが信じることで成り立っている。
あなたはこの世界に生まれて、「◯◯ちゃん、◯◯ちゃん」と呼ばれることで、自分のことを◯◯ちゃんだと受け入れるようになる。
父は誰々で、母は誰々で、日本人で、自分にはお姉ちゃんがいて・・・という風に段々と認識を広げることで世界観を作り上げていく。
その過程で、ちょっとした失敗に対する周囲の大人から発せられた心無い言葉を受け入れてしまったら、あなたはあなた自身をいけない子だと信じてしまうようになる。
ちょっと考えてみてほしいんだけど、あなたが作り上げてきた世界観って、何一つ根拠なんてありはしないんだ。
ただ、あなたがそれを真実であると信じることで、それが成り立ってきたのだ。
まず、あなたは◯◯ちゃんなのだろうか?
それは真実を表しているだろうか?
普段自我を強めるような世界に生きている訳だから、私は誰々であるということに関して疑問の余地も持てなくなっているかもしれない。
私は謎の生命体であり、自分を中心として世界が展開しているようだが、そういったものを正式名称として◯◯ちゃんと呼ぶことは決して妥当ではないだろう。
あらゆる概念は、人間が作り出したものであって、それを本当にあると信じることで人間同士が社会を作り暮らしていくことができている。
人間は共同幻想を信じる能力を獲得したことで、食物連鎖のトップに立つことができたと、サピエンス全史に書いてあった。
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幻想とは、嘘である。
つまり、根拠など無い。
とりあえず人間が扱えるように、概念毎に名前をつけただけだ。
自分に自信がない状態にも根拠がない
あなたの自信のなさもまた、根拠のないものなのだ。
あなたが「自分は駄目だ。いけない子だ。」と信じているからこそ成り立っている信念なんだ。
私達が信じているもの全てが、本当は根拠のないものなのだとしたら、自分の足かせとなっている信念は捨て去り、自分にとってより良い信念に書き換えていったほうが良いに決まっている。
しかし、一度受け入れてしまった信念は、なかなか書き換えづらいというのも事実である。
深層心理に染み付いてしまっているからね。
洗脳のようなものだから。
このブログの記事を読んで、あらゆる信念が幻想であると頭で理解できたとしても、深層心理では変わっていないから。
だから、繰り返し繰り返し、今までどおりの自信のなさから来る怯えや不安感が襲ってきて、せっかく得た知識をやがて忘れていって、気づけば昔からの自信のない自分のまま、ということになってしまう。
自信がない人は、深層心理に負けないように、理屈の脳でもってして、繰り返し繰り返し自分に言い聞かせよう。
「自分は大丈夫なんだ。」
「自分は素晴らしい。」
「自分はいい人なんだ。」
とね。
こういうのをセルフコーチングと言う。
自分に自信がない状態は克服できる
健全な精神を持って幸せに生きていくためには、自信が絶対必要だ。
そして自信を持つには、本当は根拠なんていらないのだ。
もともと自信を持っている人はラッキーだ。
親に感謝をしよう。
自信を持てない人もラッキーだ。
なぜなら、自信を付けるメカニズムを理解できるチャンスがあるからだ。
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