好きになってくれるよう迫っても上手くいかない
好きな人ができると、相手も自分に気持ちがあるのかどうか、不安に思ったりする時もあると思う。
その気持ちはごく自然なものだ。
しかし、その気持ち通りの言動を取ってしまうと、相手は引いてしまう。
「私はあなたのことが好きなんです!あなたは私のことをどう思ってますか!?」
などと強く迫ってしまうと重く感じてしまい、逃げたい気持ちが出てきてしまうものだ。
基本的に、他人の気持ちはコントロールできないと認識すべきだ。
人は、コントロールされそうになると、そこから逃げ出そうとする心理が働く。
気持ちは強制されたくなく、自由な状態でいたいものなんだ。
なので「なんで俺のことが好きじゃないんだ!」なんて怒ったりしたら、もう完全にアウトだから気をつけたほうが良い。
でも、やってしまいがちなんだよね。
相手のことが好きならば、こちらから愛を与えよう
では代わりにどうすべきかと言うと、こちらを好きになってもらうよう仕向ける方がいい。
相手に好きになってほしいんだから、好きになってもらえることをすればいいじゃないか。
相手に迫っても、好きな気持ちが芽生えることはない。
自分の感情はぐっとこらえて、実利を求めようじゃないか。
結局、北風と太陽の逸話通りなのだけど、
愛を求めるのではなくて、愛を与える方がいい。
愛が欲しいなら、相手から愛を求めるのではなく、むしろ与えよう。
こちらからは与えるが、見返りは求めない。
相手がそれに対してどう反応するかは、相手の自由だよ、ということだ。
こちらから与えよ、というと、独りよがりになる人も出てくるかと思うが、それも違うから注意しないといけない。
相手にとって心地よいと思える与え方をするんだ。
人の心を動かす方法があるのだとしたら、これになる。
人の活動だから、ビジネスでも同じ
ビジネスも人同士で行われるものなので、同じ原則が働く。
あなたが商品を営業しているとして、買ってください、買ってくださいであれば、お客から相手にされることはない。
購買という結果が欲しいからと言って、それを相手に求めても駄目なんだ。
お客から買いたいと思わせるように仕向けなければいけない。
うまい営業は、決して契約の話を持ち出さず、相手に好きなだけ話をさせるというエピソードもあるくらいだ。
つまり、相手から愛を奪おうとせず、こちらから愛を与えられるならば、恋愛も、ビジネスだって成功できる。
要はサービス精神があるかってことだ。
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