人は他人の言うことをまずは批評する
自分の伝えたいことを相手に伝えて受け入れてもらうためには、まずは自意識のバリアをくぐる必要がある。
自意識のバリアは、他人の言っていることを門前払いする。
人っていうのは、いつも自分の見方が一番正しいのだから、他人の言っていることに対してだいたい斜に構えて聞いている。
なんか言っているわ。一応聞いておこうか。
そんな感じである。
だから、あまり身近でない関係性の人に何かお願い事をしても、最初から良い反応を受け取ることは難しい。
相手の右脳に働きかければいずれわかる
しかし私は以前から、相手の自意識でなく、右脳に対して働きかければ、いずれ理解してもらえると主張してきた。
相手の無意識である右脳に働きかけを行うことで、じわじわと話の理解度を深め、納得感を醸成させる。
自意識が繰り出す表向きの拒絶反応にはいちいち惑わされてはいけないんだ。
その上で今日伝えたい内容は、相手の右脳に働きかけるということは、相手の理解する力を信頼することになるという話。
相手を信頼した話し方に改善すれば、いずれわかる時が来る
一回話ししただけでわかってくれなくても、いずれ時間が経てばあいつも理解できると。
そうやって思うってことは、相手を信頼して話をしているということだ。
相手の右脳に働きかけると言うと、なんだか洗脳の技術を使ってるようにも思えてしまうが、相手が冷静になって考える力があると捉えれば、また違った見方もできるんじゃないか。
反抗期の子供を持つ親は、なかなか子供が言うことを聞かないので困ることが多いと思う。
そこで「あいつは馬鹿だ。言っても聞かない。」と捉えてしまえば、そこで終わりだ。
しかし、自分の子供は親の話を理解できるだけの頭は持っているはずだと信頼してやれば、何か注意して即座の反発を受けたとしても、そこで必要以上にひるむこともないだろう。
人間の脳は必ず右脳と左脳がある。
つまり、誰しもが他人の意見を受け入れるだけの理解力や器は兼ね備えているということになる。
ならば、彼彼女が自分の意見を受け入れるかどうかは、自分の方に責任がかかってくるじゃないか?
即時反応的な拒否に心を惑わされないで、心の深い部分に語りかけるように話し方を改善して、辛抱強く伝えていこうじゃないか。
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