思考を全く言語化できなかった少年時代
皆さんは思考を言語化してしゃべることは苦にならないだろうか。
私は苦手だと思っている。
今どきは珍しいかもしれないが、私は子供の頃、大人から何か話しかけられたり、大勢の前に立った時に、緊張して何も言葉が出なくなってしまう子だった。
そんな場面を思い出すととても辛いものだし、小さい頃に自信を失わせる原因ともなっていたと思う。
会話自体も非常に苦手で、おそらくそんなところから、思いを瞬時に言語化する力が今でも低いのだろうと思う。
子供同士の口喧嘩にも負けてたし、親に叱られて言い返すことができなくて、内部でマグマのように感情を爆発させて、物に当たっていたことも数知れずあった。
今は人並みに会話できるようにはなったが、苦手意識は依然持っていたために、話し方教室に通っていた時期もしばらくあった。
思考を言語化できる人は強くてかっこいい
質問された時、瞬時に的確に回答できる人を見ると、多くの人が感心してしまうのではないか。
「この人は賢い」と察するのである。
また言い争いにおいては、理路整然と主張できる人を見ると、芯の強さを感じることと思う。
言葉にできる能力というのは、社会の中で生きる人としての能力の中で大きな割合を占めているのだ。
思っていることを言葉にできる能力とは、つまり抽象化する能力が高いということである。
すなわち抽象度の高い思考ができるということであり、IQが高いということにもなる。
つまり人間は、抽象度が高い思考ができる人間に対して魅力を感じてしまうのだ。
高学歴の人間に対して「すげえ」と単純に思ってしまう心理は、そこから来ている。
高学歴だと、抽象度の高い思考ができる可能性も高いはずだと思うから。
言語化する力をつけるにはブログを書け
思っていることを言葉にする能力を高めるためには、やはり地道な訓練しかない。
近道はないのだ。
私はこのようにブログを書いているが、最初の方は本当に苦痛を感じていた。
今のように長い文章を書くことができなかった。
今でも文章力のなさに自分で悲しくなるが、少なくとも徐々に文章を書くことに慣れてきてはいるのだ。
思っていることを言葉にする力が劣る人は、ブログを書くことをおすすめしたい。
会話ではなく、じっくり考えて文章を打てるので、思っていることを言葉に変換する訓練としては最適なのだ。
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