自分の中に何も心の指針がなければ、他人から影響を受けてしまう
子供がいい大人に育つためには、学生時代に悪い友達とつるまないほうが良いと言われていると思う。
それは、その子が決して元々悪くなかったとしても、友達から影響を受けて同じようになっていってしまうからだ。
例えば、盗みを働く。
悪い友達が、洋服を盗んだとする。
とても高い1万円以上もする服だ。
悪いことをしている時の妙な興奮を感じる。
ドキドキするけど、自分も友達と同じようにやれば行けるんじゃないか。
そして1回やってしまえば、2度3度と、良心の呵責なくやれていってしまうものだ。
その子も、不良とつるんでいなければ、盗みなどに手を染めることはなかったのではないか。
たとえ良い子だったとしても、心の指針を持ち合わせていなければ、悪の道に染まってしまうことは十分にある。
心の指針がないと節操がなくなる
子供でなくても、我々大人も、多少同じようなことがあるのではないか。
あいつは街でナンパして、女性には困らないらしい。
この前も女子大生をゲットしたって。
キープしている女性は常に3〜4人はいるって話だ。
そんな話を聞くと、すごいモヤモヤとした気持ちになって、あんな格好良くもない男になぜ女が引っかかるのかと思ってみたりする。
で、自分も同じようにやってやろうと考え出す。
そういうのって、心の指針がなく、完全に軸がブレていると思うのだ。
自分の中の指針となる憲法のようなものが無いから、他の誰かがズルいと思えるような成果を上げたのを見て、飛びついてしまう。
でも内心気付いているんだ。
そのやり方はどこかおかしいって。
人によっては「そんなやり方おかしいよ」と抗議してみるかもしれない。
でも、返ってくる言葉の多くが「そんなの誰でもやってるよ」だったりする。
そこで心の指針のない人間は、またその言葉に影響を受けてしまう。
誰でもやってるなら・・・やってみようかな。
文章化した心の指針を持とう
自分の軸を持とう。
自分の中の心の指針となるような憲法を持とうじゃないか。
世の中には数多くの誘惑が存在する。
その魅力に心を焼かれ、ふらふらと吸い寄せられてしまうようでは情けないではないか。
様々な誘惑が自分を襲ってきても、心の指針、コンパスさえあれば、それを頼りにできる。
道に迷っても、コンパスを頼りに歩みだせば、はっきりとそこがどこかわからなくても、大通りにたどり着けるものだ。
自分はどういう人間でありたいか、というのをきちんと文章として落とし込んでおくと良い。
頭の中でなんとなくの自己イメージだから、いざという時にブレてしまうんだ。
ぜひ、時間を取って一度作り上げてみて欲しい。
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