実は私達は感情の奴隷なんかではない
感情をコントロールできたらいいなと思う。
しかし感情は、私達の心にものすごいインパクトで迫ってくるから、大波のごとく飲み込まれるしかないようにも思える。
辛い時は辛いとしか思えないと私達の多くは感じているかもしれない。
しかし一方で、感情のコントロールが上手にできている人も中にはいる。
どのような方法を取れば感情をコントロールできるのだろうか。
感情のコントロールを訓練するための秘訣
感情をコントロールするには、訓練して自分自身で感情を動かす力を持ち、そのことを忘れないようにする必要がある。
感情に対してもろく、反応的な人間にとって、害悪な習慣がある。
テレビ、インターネット、スマホゲーム、音楽
現代人はこれら娯楽によって飼いならされているような状態になっている。
これら娯楽が与えてくれる刺激によって引き起こされる感情がある。
その感情を感じていると安心できるのだ。
そういった人間が、テレビやスマホ、PCに触れられない時間を過ごすのは苦痛でしか無い。
退屈であり、なんの感情も心に沸き起こらないからだ。
音楽もそうだ。
自分の部屋が無音だと寂しいと言って、ずっと音楽を付けている人もいるが、同じことだと思う。
そういった、何か外部からの刺激がないと心が退屈してしまうように飼いならされた人間は、自分で心を働かせる能力が退化してしまっている。
つまり、もし感情をコントロールできるようになりたいのなら、まずはそういった悪い習慣を排除することから始めなければいけない。
休憩時間や電車の中でスマホをいじっていなくても、移動中にイヤホンで音楽を聴いていなくても、心の状態を観察することを楽しんでみるのだ。
最初は慣れるまで退屈するかもしれないが、徐々に、こんなにおもしろいことはないと気付いてくる。
よそに心の安楽を求める悪い癖が付かないように。
セルフコーチングによって感情のコントロールを訓練
励ましの言葉を使ったりして、自分で自分の心を好ましい方向性にしつけることを、セルフコーチングと言う。
セルフコーチング力を高めるために、普段の習慣を見直す必要も大いに出てくる。
セルフコーチングのためには、意識を今の感情に向ける必要が出てくる。
何かゲーム機やPC等に心を奪われていれば、心に意識を向けることは難しくなる。
退屈する心は一種の癖のようなものだ。
何かしていなければ退屈だと思うのは、自身で心を働かせる能力が退化している証拠だ。
コメント