時間に対する常識的な考え方
ごくごく普通の人は、時間の流れは過去から現在につながり、未来へと流れていくと考える。
そのことに対して疑問の余地がなく、あたり前のことのように思っている。
しかし、その常識が実は、真実ではないと私が言ったらどう思うだろう?
時間が未来から過去に流れていると言ったら?
私が頭がおかしいと言われて終わりになる。
うーんまあそうかもしれないが、とりあえず話を聞いて欲しい。
時間も過去も未来も概念だ
まず、時間というのは人間が考え出した概念であるという事実を認識しよう。
概念とは、人間の頭の中にしかないもので、現実の有り様の人間なりの捉え方だ。
だから、現実には時間というものはない。
本当に存在するものとしては、”今”だけだ。
今がひたすら連続して続いていくだけだ。
今から20分後の今、今から3日後の今、という感じだ。
私達が普段の生活で時間を強く意識しているので、なかなか受け入れがたいかもしれないが。
ただ、時間という概念を編み出したことで、人間は高度な文明社会を生きることができている。
それと同じように、過去や未来も、現実には存在しない。
人間の作り出した概念だから。
あまりにもリアルに過去を想像できてしまうので、この事実も信じられなくなってしまっているのが今の人間だと思うが。
しかしまあ、ここまでの話は誰かがたまに言っている内容でもある。
そんなに珍しくもない。
ここでもう一つの当たり前に着目する必要がある。
時間の流れだ。
時間は未来から過去に流れていると考えることも可能だ
過去から現在、そして未来へと続いていく時間の流れを、私達は当然のように受け止めている。
しかしこれもまた、私達人間が固く信じているに過ぎないことなのだ。
現実は今しかなく、時間は存在せず、過去も未来も作り物。
だから、時間は未来から現在に流れてくると信じることも可能なんだ。
人間の頭の中のことだから、自由に創作できる。
過去から現在へと続く時間の流れだと、人間はどうしても後ろ向きなことばかりを考えてしまう。
失敗を悔いてしまったり、嫌な思い出を引きずってしまう。
すでに起きたことに思い悩んでしまうのだ。
しかし時間の流れを逆だと捉えれば、起きて欲しい未来ばかり想像するようになるのではないか?
誰も今において良くないことが起きて欲しいなんて思うわけがない。
未来はこんな良いことが起こる。
そう想像して、時間の流れの捉え方を逆にしておく。
どっちにしても頭の中の出来事でしか無いのだから、精神衛生上良い方を採用したほうが良いに決まってる。
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