皆さんは望み通りの人生を歩めているだろうか?
そんな質問をしたところで、大多数の人にとっては理想通りの人生なんて歩めていないんだと思う。
会社の金銭的な待遇に対する不満。
将来の見通しが立たない不安感。
人生のパートナーと出会えない寂しさ。
この世知辛い世の中で生きるにあたって、非常に多くの困難があると思うが、それらの問題がとても大きく、頑張っても頑張っても解決できないように感じてしまうかもしれない。
なぜ、人生とはこんなにも難しいものなのだろうか・・・?
そんな風につい考えてしまう。
しかし、根本的に何か物事の捉え方が間違ってそうなっている可能性はないだろうか?
過去に囚われながら成功できるのは一握り
世の中の成功者は脚光を浴びて、ネット上でとても輝いて見える。
彼らは血のにじむような努力をしてきた結果、成功を手にしている。
それを見て大多数の人間は「自分も頑張ろう」と決意して、成功者と同じように頑張ってみるが、とてもじゃないけど結果なんて出そうにない。
いわゆる成功者は、正攻法で猛烈な努力を重ねて結果を出した。
競争率の高いところに、高い能力と情熱を持ってアタックし、階段を駆け上がっていった。
そのやり方が、果たして万人にできるのだろうか?
正攻法で当たるからこそ、とても難しいように感じてしまう。
人生で成功することなんて無理なんじゃないか。。。
成功者の一部のサクセスストーリーを見せられて、自分も一瞬夢を見るが、そんなふうに心が折れてしまう人が山のようにいるんじゃないだろうか。
正攻法というのは、過去や現在の問題点を乗り越え、成果を積み上げることで達成するものだ。
このやり方で勝てるのは、正直ごく一部の才能を持った人間か、人並み外れた努力ができる人間ということになるだろう。
では、私を含めたその他大勢の凡人は、人生において成功できないのだろうか?
私がここで言いたいのは、みんな誰でも成功できる、ということである。
あくまで物事の捉え方が間違っているだけなのだ。
考え方さえ調節すれば、誰だって成功は可能となる。
ではどうすればいいのか。
これから説明していく。
過去の記憶を反芻することで囚われる
この世のほとんど全ての人は、過去に囚われている。
過去とは、実際に起こったこととも言える。
過去に囚われることで、どんどんどんどん人生が窮屈になっていく。
実際に起こったことを元に、後悔や反省であったり、問題解決を繰り返すやり方は、イマジネーションが狭まっていってしまう。
現状が不満であるとして、大きく人生を変えたいと望んだとしても、現状から大きく飛躍するような想像力が持てなくなってしまうのだ。
どうしても過去に囚われることで、未来ではなく、過去を起点とした考え方しかできなくなってしまう。
生きていると失敗も多い。
その失敗をいつまでも引きずることにもなりがちだ。
そういった苦しみを乗り越えて、現状を一歩一歩打ち破っていけるようなメンタルの持ち主は、ごく一部に限られる、ということになってしまう。
この世に生きる多くの人は、過去に囚われ、想像の中で過去の記憶を反芻しながら生きている。
現象世界に引っ張られすぎて、対応しているだけの人が多いんだと思う。
そうすると、思い通りにいかない我慢するだけの人生ってことになってしまう。
自ら望む現実を想像し、自分から始めることが大事になってくる。
— みちを@「自分」の取り扱い方研究家 (@micmind) August 13, 2019
現実に囚われているとは、過去の出来事を想像の中で反芻しているということ。
その代わりに、自分で作り出した想像を行うことで、自分発の新たな現実を創造できる。
— みちを@「自分」の取り扱い方研究家 (@micmind) August 15, 2019
仕事をしていても、車の運転をしていても、風呂に入っていても、頭の中は過去に起こったことのリピート再生が行われていて、それに対する感情の反応が行われ続けている。
頭の中で過去を反芻することによって、より認識を強化し、記憶を確固たるものにしてしまう。
そして人は過去に縛られるのだ。
過去に縛られながら、一定の成果を出せる人間は一握り。
そんな努力ができない人間は負け組扱いされる。
そうではない。
もともとが、難しい道のりだったんだ。
積極的な思考法によって、過去の縛りから解き放たれよう
私達がやるべきことは、過去に囚われるのではなくて、自分自身で新たな現実を作り出すことだ。
積極的な自分中心の考え方、とも言える。
過去がどうであれ、今の現実がどうであれ、「こうなりたい」と心の底から思える未来を想像する。
人間は、心を働かせなければ、無為自然にしていれば、過去の記憶の映像をずっと見続けることになってしまう。
脳が自動で再生する過去の映像を、お客様として見させられている状態だ。
そして自分の能力や限界を自分自身で狭めていってしまう。
人は、想像した通りの自分になっていくし、想像した通りの人生を歩むようになっているのだ。
つまり、過去に囚われていたら、過去の延長線上でしかない自分であったり、人生にしかならない。
可能性が広がらないのだ。
人間に備わった、心の力を使おうじゃないか。
自動で見させられている映像ではなくて、自分が望む未来像を見よう。
望む将来像をイメージし、臨場感たっぷりに味わおう。
想像力を行使することで、過去に囚われるのではない、全く新たな未来というものを切り開くことができる。
イメージすることとは、自分の可能性を生み出すことだ。
過去の失敗に囚われていたら出来なかったことも、イメージすることで失敗を克服している自分を体感することができる。
自分の心が何を映し出しているかに注意を払おう。
過去の出来事から来るマイナス思考に気づいたら、とことん排除しないといけない。
そしてその代わりに、望ましい状態をイメージするのだ。
それには心の力を使う必要がある。
意志の力とも言える。
主体的に自分の心の状態を整えていく。
想像するにあたって、過去や現在どうであるかは関係がない。
どんな心の状態でいるかは自由なのだから。
とても大きな身体的ハンデを負った人でも、とても前向きな考え方をしているのを目にすると、心が打たれる思いがすることがある。
そう、心のあり方とは、自ら積極的に表すことができるものなんだ。
過去に囚われるのではなく、積極的態度により、望む未来をイメージするようにしよう。
そうすることが、過去や現在以上の、開かれた可能性を作り出すことになるのだから。
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