セルフコントロール能力が下がる行動は、生活の中でなるべく排除しないといけない。
特に、飲酒と昼寝は破滅的に影響する。
セルフコントロール能力は、人間らしさの基本
セルフコントロール能力は、脳の前頭前野が担っている。
人間が人間らしくいれるように、本能だけで行動しないように自分を統制してくれるのが、前頭前野だ。
前頭前野の働きが落ちると、セルフコントロール能力が下がり、生活が乱れ、直近の欲望に忠実になってしまうため、運動や自炊などの自分にとって良い影響を与えていた習慣が途絶えてしまったりする。
そのメタメタになってしまった自分を見て、自己への信頼をも失ってしまう。
セルフコントロール能力が高いと外から見て判断できる人は、人間として魅力を感じたり、信頼を得られるようになっているようだ。
逆に、不倫などといった、リスクを考えないで欲望に走ってしまった、セルフコントロールを失った状態が明らかになると、人々の信頼を失ってしまい、一斉に叩かれるということになる。
人間としての社会生活では、自分を律し、制度や慣習に外れないようにし、気の合わない他人とうまくやっていく必要があり、前頭前野をフルに働かせている。
また、人間としての成功は、農業に代表されるように、今の快楽を我慢して、未来の収穫のために種まきをし、畑を耕すような、すぐにご褒美が得られないようなことがほとんどであり、どれだけセルフコントロール能力が高いかが、社会での成功を決めると言っても過言ではない。
だからこそ、人間が人間らしくいるために、また人間としてより良い成功をおさめるために、セルフコントロール能力を高く維持しておく必要があるんだ。
お酒と昼寝はセルフコントロール能力を著しく下げる
そのために冒頭で言ったように、セルフコントロール能力を下げる行動や要因は、なるべく避けるようにしないといけない。
私自身の経験だけど、飲酒と昼寝は前頭前野に大打撃を与えると思う。
お酒は、不安を取る薬のようなものであり、前頭前野の機能を低下させることで、嫌な出来事を一時的に忘れたり、多幸感を得ることができる。
酔っ払うと忘れやすくなったり、難しいことが考えられなくなるのはそのためだ。
また、酔っ払うと本能に忠実になりやすくなるので、異性を口説く時はお酒を入れるようにしようと言われるわけだ。
お酒によって下がったセルフコントロール力は、また元の水準に戻すのに時間がかかると思う。
良いが冷めたとか、飲み会の翌日とかでも、セルフコントロールの低下は持続するんだ。
また、昼寝も強力にセルフコントロール能力を低下させる。
夜間に取る通常の睡眠なら問題ないが、昼寝は過度に睡眠を取っているのであり、起きたあとでもしばらくボーッとしてしまったりして、前頭前野が半分眠ったような状態になってしまう。
こうなってしまうと、なかなか自力で脱出するのは難しく、直近の欲望を貪るのみの時間の過ごし方となる。
セルフコントロールを高めるためにコーヒーやエナジードリンクに頼る
しかし、日常生活の中でどうしてもお酒の付き合いが避けられない場合もあると思う。
また、昼寝はしたくなくても、どうしても気付いたら意識が落ちてしまうという人だっていると思う。
このような場合に対して、どうすることもできないのだろうか?
私は、交感神経を刺激する飲み物を薬物的に摂取すればいいと思う。
それは何かと言うと、コーヒーとエナジードリンクである。
どちらも交感神経を刺激する、カフェインが含まれている。
交感神経を刺激するということは、意識が覚醒に向かうということだ。
覚せい剤というのは、まさに超覚醒状態に導くのであり、そんな時の脳はフルパワーで活性化しているわけだ。
過去の様々なアーティストが覚せい剤を使いながら、作品のアイデアを生み出して来た。
しかし当然、覚せい剤の使用は法律で禁止されている。
合法で安全なものとして、コーヒーやエナジードリンクに頼ればいいということになる。
もし二日酔いで頭がすっきりしないのなら、コーヒーを飲めばいい。
昼寝をしそうなくらい眠いのなら、エナジードリンクを飲めばいい。
ただ、エナジードリンクは糖分が高いので、飲み過ぎには気をつけよう。
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