結婚相手の探し方について。見つけるのが難しい時代
今の日本社会では、恋愛の後に結婚するというのが普通である。
その結果、今の日本人にとって、結婚相手を探すことが難しいことになってしまっている。
2015年の国勢調査データでは、40歳男性は64.6%、40歳女性は71.6%の婚姻率となっている。
男性は、大雑把に言って二人に一人は結婚してないわけである。
国のことを考えたら非常にやばいよね。
まず、異性と出会い、恋愛関係に結びつくまでに困難があり、さらにその関係を維持するのも難しい。
結婚の前提、恋愛とは何か
恋愛というのは、お互いの感情で決めるものだと思う。
好きだから付き合う、ということである。
それって当然のことなんだけど、恋愛ってのは、恋愛感情を楽しむものであるのだから、理屈で決めるものではない。
恋愛関係というのは、感情で縛られている関係となる。
となると、もし感情が変わってしまったら、その関係を続けている理由がなくなってしまうということになる。
恋愛というのはそういうものだ。
そして、感情は移ろいやすいものでもある。
恋愛中は、お互いの永遠の愛を誓うものだが、こうもあっさりとひっくり返ってしまう約束も他にないんじゃないだろうか。
結婚を誓いあった間だとしても、相手への感情が変わってしまったら、結婚直前だったとしても「やっぱり、ごめん。。。」となってしまう。
恋愛に、保証はないのである。
だって、人生って何があるかわからないし、変わってほしくないと思っているのは当事者の心だけなんだから。
お見合いによって結婚相手を探す利点
そういう観点からすると、自分の意志によって結婚相手を決めるのであれば、気持ちが揺れ動くわけもない。
つまり、お見合いや結婚相談所で決めるという決断を下した人たちである。
相手を選ぶにあたって、もちろん色々話をして、いいなと思ったら何回かデートもするだろう。
そういった形で結婚に至った人は、相手を見て、将来性も考え、相性も鑑みて頭で判断を下している側面が強い。
私は、結婚と恋愛は違うものなのだから、結婚に至る道が恋愛だけというのではなくて、お見合いなどのように、相手を選んで決めるという選択肢がもっとオープンに使われるようになっても良いのではないかと思う。
恋愛関係を経ず、相手を自分で決めて結婚をしたのなら、その後よっぽどひどくない限り、別れることもないのではないか。
そういう人は、自分の人生において結婚がしたいと思ってそうしているわけで、それは自分の意思なんであって、揺れ動く感情でブレるものではないからだ。
まとめ
現代人の婚姻率が下がっている原因は、恋愛の延長が結婚であるという近代以降に作られた心躍るストーリーに影響されているからだ。
映画やドラマの見すぎということだ。
過去の歴史を紐解けば、恋愛と結婚は別のものとして扱われていたのは明らかだ。
近代になって個人の自由意思を尊重する社会となり、心から好きな人と結婚できるようになったのだけれど、かえってそのことが全体の婚姻率を押し下げている結果となっている。
あなたが本当に結婚したいと思うならば、ある種の割り切りが必要になってくる。
結婚を目的として、相手を見つけ、選ぶということをもう少し考えても良いのではないだろうか?
あなたは心の奥底から惚れ込むような理想の相手を見つけ、大恋愛の後に結婚に至るストーリーを夢見てたかもしれない。
しかし、それを実現するのは今までの経験からとても難しいことは理解しているんじゃないか?
テレビや映画で消費されるドラマは、作られたストーリーでしかない。
ここは一つ、現実的な見方を持って、お見合いでもいいから相手を探していこうじゃないか。
コメント