若くして、ハゲる
私は後頭部が薄い。
まだ40手前なのに。
薄くなりだしたのが30歳くらいで、過去に色々と試してきたが全く効果が出ず、今年から本格的に治療を行なっているので、そのことについてお話したい。
まず、ハタチ前後の時、なぜか後頭部が痛痒くなり始めた。
いつもヒリヒリとしていて、トントン叩いてみたり、クリームを塗ってみたりしたが良くなることはなかった。
そして、28歳頃、当時付き合っていた彼女に笑われてハゲを指摘され、初めて自覚するようになった。
男性型脱毛症、AGAに効果的な治療薬
私のハゲの種類はおそらく、男性型脱毛症、AGAである。
男性ホルモンが原因でハゲてしまうタイプだ。
なので、その原因に合った対策を立てればいいということになる。
現在男性型脱毛症、AGAに効果が認められている、男性ホルモンを抑えるタイプの薬としては、フィナステリドとデュタステリドがある。
フィナステリドの方が一般的で、国内の商品名はプロペシアという名前である。
男性ホルモン「テストステロン」は体内の5α還元酵素により「ジヒドロテストステロン」に変換され、それが毛根のサイクルを短くしてしまう。
フィナステリドは5α還元酵素Ⅱ型阻害薬であり、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害する。
まさにAGAの人にばっちり適合する作用を持つ。
逆に、AGAなのに、5α還元酵素阻害薬以外の発毛剤、育毛剤を使っても、原因が治らないので改善しないということになってくる。
プロペシアの注意点
国内で認可されているプロペシアは、用量が0.2mgと1mgとがある。
日本人の臨床試験で得られたデータでは、どちらの用量も効果がさほど変わらなかったとある。
この薬は、ジヒドロテストステロンの産生を抑えるため、頭皮以外への作用も懸念される。
具体的には、性欲減退や射精障害、勃起不全、肝機能障害等がある。
また、使用初期には逆に抜け毛が進行する可能性もある。
毛根のサイクルを長期化し正常化するために、使用前よりも生え変わるスピードが遅くなるためだ。
そこを耐えきったら、徐々に毛は生えてくるはずなので、我慢して欲しい。
私の考えとしては、効果が変わらないのであれば、副作用をなるべく抑えるために0.2mgを使用することをおすすめする。
フィナステリド(プロペシア)を服用するにあたってもう一つ注意があって、それは献血ができなくなるということだ。
服用中止後1ヶ月は間を置かないと、献血ができないので注意していただきたい。
デュタステリドについて
デュタステリドはフィナステリドよりも新しい薬で、同じ5α還元酵素阻害薬であるが、フィナステリドはⅡ型を抑えるのに対し、デュタステリドはⅠ型Ⅱ型両方を抑える。
フィナステリドは、長期間使用し続けていると段々効果がなくなってくるという報告も一部されている。
デュタステリドは両方のサブタイプを抑えるので、より効果が高く、より効果を持続させられるかもしれない。
ただ、効果が強いということは副作用もより強く出る可能性もあるので、最初はフィナステリドで十分と思われる。
プロペシアはミノキシジルと合わせて使うのがAGAに最強
その他にも発毛剤がある。
それはミノキシジルである。
ミノキシジルも、発毛効果が認められている医薬品だ。
私は、フィナステリドとミノキシジルの併用をおすすめする。
フィナステリドで毛根サイクルを正常化させたところに、ミノキシジルを打ち込むわけだ。
海外ではミノキシジルの錠剤、ミノタブが販売されている。
薬は内服薬の方が効果があるので、フィナステリドの錠剤とミノタブを服用するのが最も効果が高いということにはなる。
しかし、ミノキシジルは頭皮だけに作用するわけではない。
内服することによって全身に吸収されるわけだから、全身の毛が濃くなってしまう。
私はそれは嫌なので、おとなしくミノキシジルの外用薬を付けることにしている。
現時点でわかっている範囲では、この治療法が最も効果が高い。
なお、当然効果には個人差があり、薬剤の使用には副作用の可能性も出てくるので、これらの情報を参考にされた上で、使用するにあたっては自己責任でお願いします。
なお例えハゲてても、実際は女性はあなたが思っているほど気にしていなかったりする。
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